水回りのリフォームには資格が必要?水回り工事の在り方とは
私たちの暮らしは水をふんだんに使う設備が溢れています。
キッチンやトイレ、浴室などは「水回り」とも呼ばれており
水を使う分汚れや劣化も起こりやすい場所です。
では、水回りをリフォームする場合には「資格」は必要なのでしょうか。
この記事では水回りに関する資格に関して紹介します。
水回りのリフォームはいつ検討すべき?
水回りは毎日使う場所な分、リビングや子ども部屋など水の無い部屋と比べると
どうしても劣化の進行が速い場所です。
水垢が目立つ、カビが広がることはもちろん
時には水道管の破損や排水溝の詰まりが起こってしまうトラブルもあります。
では、水回りのリフォームは一体どの程度を目安に行うべきなのでしょうか。
水回りの設備の寿命は約10年程度~約15年程度が目安です。
新築後10年というのは1つの区切りとなる数字で
様々な住宅の保証期間が切れる段階です。
外壁や屋根、水回り設備などはまず保証期間が切れる前に
メンテナンスを行い必要に応じて修理をしておくと
大掛かりなリフォームは先延ばしにすることが可能でしょう。
もちろん、水回りの設備で10年以上点検なしの状態で
使用されている方もたくさんおられますが
排水設備関係は10年を目安に劣化していきますので
点検は適宜行うことが望ましいでしょう。
水回りのリフォームは資格が必要なの?
暮らしに必要な電気や水道はいわゆる
「インフラ」とよばれるものです。
適切な工事や修理を行わなければ
大きなトラブルに発展する可能性があるインフラ工事には
様々な資格が設けられています。
水回りのリフォームを行う場合には
「給水装置工事主任技術者」の資格があることが求められています。
簡単な水回りの修理程度なら資格は不要ですが
給水に関する設備にはこの資格が必要です。
新規設置・リフォームによる入替工事などは
給水装置工事主任技術者が管理や施工の指導を行うことが必須となっています。
もちろん、現場には資格を持たない作業者が居ることもあります。
該当資格は試験の受験に際して実務経験を設けており
点検や修理の経験を積んでから試験を受ける必要があるため
指導を受けている作業員と認識しておきましょう。
水道関連の大きな工事には必須の資格です。
水道工事を依頼する場合には線引きがある
水回りの工事の中でも給水関係には資格が必要であることを紹介しました。
しかし、水回り関係の業者の中には資格を持たない業者もいます。
もちろんこうした行為は違法ではありません。
水道工事には資格の有無に関して線引きがあるのです。
給水に関係していない水回りの工事は資格が要らないため
たくさんの修理業者が参入しています。
例えば、蛇口の破損に関する修理や、簡単な水回り設備の部品交換
パッキンの修理などは資格が不要です。
ただし、リフォームとなるとこうした修理の範囲を大幅に超える工事が予想されます。
トイレやお風呂の新規設置やキッチンの大幅な修理の場合には
有資格者が必要となることを知っておきましょう。
下水回りの設備にも資格はあるの?
私たちの暮らしに欠かせないトイレもまた、定期的にメンテナンスが必要な場所です。
トイレなどの排水は下水処理が必要ですが、下水は上水と分けて考えられています。
では、下水周りの設備にはどんな資格があるのでしょうか。
下水関連の資格には
「下水道排水設備工事責任技術者」と呼ばれる資格が設けられています。
この資格は下水道工事の設計や施工を請け負える資格の証明となっており
有資格で無ければ行えません。
この試験は都道府県ベースで管理されております。
試験をパスした後には管理者名が登録され下水道工事を請け負えるようになります。
水回りのリフォームを安全に実施するにはどうすればいい?
水回り関係の工事にはある程度の資格を要することを解説しましたが
安全にリフォーム工事を実施するにはどうすれば良いでしょうか。
リフォーム工事の一部は資格が無くても請け負えることがあります。
これは建築法の規定内であれば、資格を問わなくてもリフォーム工事自体は請け負えるためです。
しかし、水回りや電気などのインフラはできる限り有資格者であったり
施工実績が豊富な方におまかせしたいのが一般消費者の本音ではないでしょうか。
安全にリフォームをしたい場合には
やはり悪徳業者は避けるということが必須になります。
地元の安心できる優良業者や、施工実績の多いハウジングメーカー
安心の水回り専門業者などを見極めてリフォームを依頼するようにしましょう。
とくに大掛かりな工事を行う場合には見積もりを取得し
資格の有無なども確認しておくことがおすすめです。
なお、優良なリフォーム業者によっては
現在実施されているリフォームへの助成金に関する知識もカバーしています。
該当すればお得にリフォームが実施できるので
ご自身でも一度チェックされてみることがおすすめです。
水回りにはセットでお直しする方法がある?
水回りのリフォームについて調べていると、資格に関する情報の他に
「セット修理」や「3点セット」などの名称が出てくることがあります。
これは水回りの設備に絞って
同時に複数のリフォームを行うプランのことを指しています。
一か所ずつ直していくよりも
トイレ・キッチン・浴室とまとめてリフォームを行った方がお安くなっているプランです。
こうしたセットプランでは料金が安い代わりに
設備の種類が選びにくいパターンもありますが
一気に施工を行った方が費用も日程も短く済むのもあり、人気があります。
セットプランを超える工事を求める場合には別途費用が発生しますが
水回りだけリフレッシュしたい方はご検討されてみてはいかがでしょうか。
中古の住宅やマンションの購入時にもご希望される方が多い工事です。
決して安いからと言って不安になる必要はなく
人件費や仕入れコストの関係で安くなるのでご安心ください。
新築後10年以上が経過し、水回りの設備に劣化が目立つようになったら
模様替えの感覚でセットプランを導入してみるのもおすすめです。
水回りの点検はお早めに
冒頭にも触れましたが水回りの設備は10年を超えてくると劣化が進行します。
とくに排水周りは一度トラブルを起こしてしまうと汚水が広がる可能性があるので
約10年程度を目安に点検を行っておきましょう。
早めの対策・早めのリフォームが快適な暮らしを守るコツです。
まとめ
今回は水回りの工事に必要な資格などを中心にリフォームの在り方について解説しました。
是非水回りのリフォーム時には本記事をご参考にしていただけたら幸いです。
資格の有無の確認や、お得なセットプランの内容を踏まえて
是非あなたに合ったリフォームを見つけてみてくださいね。
宮崎市の水回りリフォームは株式会社キヨにお任せ下さい。
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